VGC2018ルールで使用していた雨パーティの紹介です。
普通の雨パに強い雨パにしようという事で、ルンパッパやメガラグラージより速く、それらに打点のあるキングドラを雨エースとして採用し、キングドラが厳しいカプ系に対して強いカプであるカプ・ブルルと、威嚇枠としてグラスフィールドの恩恵を活かし、周りの場持ちを高められるメガライボルトを採用しました。
裏選出としてメガライボルトと相性の良いゴチルゼル+カビゴンのトリル展開もできるようにし、雨降らし要員はゴチルゼルのロックと相性の良い滅びの歌を使用できるニョロトノにしました。
これにより、
- トノグドラブルルライボの雨
- トノグドラゴチルカビの雨スイッチ
- ゴチルライボブルルカビのトリル
- ゴチルトノブルルライボの滅び
と4種類のギミックを楽しめる欲張りなパーティになりました。
選出は基本的にこの中で最も刺さっていそうなものにします。
ニョロトノ(オボンの実)
196(244)-72-96(4)-111(4)-167(252)-91(4)
熱湯
冷凍ビーム
滅びの歌
守る
ほぼHD振り。
技は一致打点で追加効果が優秀な熱湯と、メガボーマンダやランドロスの処理を素早くできる冷凍ビーム、ゴチルゼルとの相性の良い滅びの歌とターン稼ぎができる守るにしました。
火力が想像以上に低く、特に威嚇が解禁されて爆発的に数を増やしたガオガエンをほとんどの場合雨熱湯2発で処理できません。H振りチョッチガオガエンを確定2発になるまで火力に振るべきでした。
また、火力が低すぎて冷凍ビームでもメガボーマンダ等の氷4倍勢相手の処理ができないため、追い風を使われたりしてもキングドラが上を取れるようになる凍える風の方が良かったかもしれません。
キングドラ(ドラゴンZ)
151(4)-90-115-161(252)-115-137(252)
濁流
流星群
身代わり
守る
CS振り。
雨ミラーや対ジャラランガで有利になるように持ち物はドラゴンZとしました。天候に依存せずに高火力を出せるのが強みですが、雨水Zの威力も素晴らしいものがあるので好みによると思います。
性格は控え目ですが、準速ジャラランガと同速なのが気になるのであれば臆病CSベースにすると良いでしょう。
モロバレルやキリキザンが重たいパーティなのでキノコの胞子や不意打ちをスカせる身代わりを採用してみましたが、使用機会はありませんでした。
クリアスモッグ、金縛り、冷凍ビームやハイドロポンプと選択になります。
カプ・ブルル(食べ残し)
177(252)-200(252)-135-94-116(4)-95
ウッドホーン
思念の頭突き
馬鹿力
守る
HA振り。
場持ちを良くするために食べ残しにしましたが、それならもうちょっと耐久に振るべきだと思いました。
よく威嚇を貰いますがモロバレルのクリアスモッグで元に戻ることも多く、火力の低下はあまりありません。
思念の頭突きは対モロバレル用。たまにジャラランガにも使います。
ライボルト(ライボルトナイト)
175(236)-72-81(4)-126(4)-82(12)-172(252)
→175(236)-72-101(4)-156(4)-102(12)-205(252)
ボルトチェンジ
オーバーヒート
バークアウト
守る
HP:16n-1
S:最速
残りD中心に振り分け。
威嚇枠。ニョロトノやカビゴンは耐久が十分高いのでボルトチェンジから受け回したりもできます。
オーバーヒートは対モロバレル、キリキザン用に。火炎放射では威力が不足します。バークアウトやボルトチェンジによる交代ができれば良いので火力の低下はあまり気になりません。
ゴチルゼル(マゴの実)
176(244)-54-117(12)-115-178(252)-85
癒しの波動
トリックルーム
挑発
守る
HD振り。
トリル、影踏みロック要因。サポート技3つと場持ちを良くする守るです。サイドチェンジを採用するのも良いでしょう。
カビゴン(フィラの実)
254(148)-154(76)-117(252)-86(4)-134(28)-32
捨て身タックル
10万馬力
腹太鼓
リサイクル
*素早さ個体値2
捨て身タックルでHDベースのモロバレル(220(244)-90-94(28)-105-143(236)-31)を確定2発。
残り耐久。特攻の4は無意味。
私は孵化も乱数調整で理想値を出すタイプなのですが、たまたま素早さ個体値が2になるものがあったのでこれにしました。
耐久がある程度欲しかったので打点の関係で捨て身タックルを採用せざるを得ませんでした。
モロバレルはキングドラのドラゴンZ、カプ・ブルルの思念の頭突き、メガライボルトの非雨下のオーバーヒート、そしてカビゴンの捨て身タックルの4つ技の内、2発を当てれば大体処理できます。
このパーティはモロバレルやキリキザンが厳しく、特に採用率の高いモロバレルの対策は比較的丁寧に行いました。
しかし威嚇ガオガエンの解禁でキリキザンの数まで増えてしまい、対策がなかなか追いつかなくなったこと、ガオガエンも含めて叩き落とすの採用率が上がり、木の実による回復を期待した構築であるため回復ができなくなることを含めると実質的な被ダメージがかなり大きいため、強い向かい風になりました。
また、相手の選出が歪むことが多く、大抵の場合雨かトリルのどちらか一方を切るような選出をされます。そのためこちらも選出択を迫られてしまい、面倒なパーティになりました。
ちなみに、パーティの配置的にかはわかりませんがゴチルライボは切られづらく感じました。
配置学に関しては門外漢なのですが、専門家であればうまく扱えるかも知れません。
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