Razer DeathAdder V2 X HyperSpeedレビュー


Razer DeathAdder V2 X HyperSpeedを買いました。
惹かれたポイントはワイヤレスであること、エルゴノミクス形状であること、そして左奥に追加のボタンがあることです。
このマウスは乾電池を電源とするため、通常のDeathAdderではホイール手前にあるDPI変更ボタンが左奥に移動しておりとても押しやすくなっています。
以前の記事でも書いたようにサイドボタンとかが3つ欲しいと考えていたのですが、ワイヤレスでこの条件を満たすマウスで魅力的なものがありませんでした。ボタンが多すぎて邪魔だったり、ボタンはあってもホイール手前など押しづらい場所だったりしたのですが、ついに求めていたものが発売されました。
乾電池が必要なため、エネループなどの充電可能な物を利用してバッテリーが切れる前に交換する作業が必要ですが、充電は別の場所でできるというメリットもあります。なお、ケーブルの接続端子は無く、ワイヤレスのみでの利用になります。
ただ、Razer Chromaには対応しておらず、センサー、スイッチ共にRazerの中では1世代前のものになります。
しかしセンサーは1世代前のものでも不満のない性能です。スイッチは最新の光学式のものだと応答速度がかなり速くなっているようなので違いがわかるレベルで差があるかもしれませんが、使ったことがないことが幸いしました。
バッテリーの都合どうせChromaはオフにするのでそもそも無いのは喜ばしいですね。
左奥にあるボタンは十分押しやすく、満足しています。
まとめ

  • ワイヤレス!
  • DeathAdderの素晴らしい形状
  • 押しやすい位置にある追加のボタン
  • 1世代前のセンサーとスイッチ

性能に不満はありませんが、新しい物好きな私にとって1世代前のものを採用しているのがちょっと残念なので4/5
ワイヤレスマウスを探しているのであればオススメできる良い製品です。

G903hレビュー

AmazonのクリスマスセールでG903hを購入したので、レビューをします。
無線の遅延、センサースペック共に不満なしで、こちらは他所のレビューサイトでも高く評価されただけはありました。
Logiのマウスあるあるですが、マウスソールが変な形をしていて、替えが効きにくいのは難点ですね。
大きさは、私の手は小さいのでサイドボタンの奥側は少々押しづらく手前側と同時押しになったりもしました。持ち方をつまみから被せ持ちに修正して何とか解決しましたが、慣れるのに時間がかかりそうです。同じように手の小さい方や、女性の方はご注意ください。
Logiから出ている似たようなマウスとして、GPROがありますが、G903hを選んだ理由はボタンの多さでした。
サイドボタン2つと、配信中のプッシュミュート(あるいはトーク)の3つをバインドしたかったこと、ホイールクリックを連打したり、押し続けるのはこれまでの経験から難しいと感じた次第です。
と言ってもサイドボタンが多くあるわけではなく、チルトと、ホイールの手前側に2つあるだけですが。
まず、ホイール手前側の2つはホイールのノッチ切り替えトグルスイッチが邪魔で誤爆しやすい点、2つのボタンを押し分けるのが難しい点から、ゲーム用途で使うのは困難だと感じました。デフォルトではDPI切り替えがバインドされていますが、誤爆すると困るので予めGhub(設定用ソフト)で変更しておく必要があります。
私は何もバインドしていませんが、コピーやペーストなんかをバインドできるので、その程度を入れる分には問題ないと思います。
チルトに関してはホイールクリックよりも軽い、と言うよりホイールクリックがやけに重いので、ホイールクリック(Mouse3)をバインドするのもありかと思います。指3本乗せでマウスを持っている場合はチルトの保持も楽なので、そのスタイルの私はここにプッシュミュート(トーク)をバインドしました。
なお、殆どのアプリケーションではマウスのボタンは5までしかバインドできないので、6つ以上バインドしたい場合はGhubでキーボードのキーを予めバインドしておく必要があります。

肝心のGhubですが、マウスのプロファイル設定とLEDライティングやキーバインドの設定が別々の階層にあり、UXは良くありません。
お世辞にも使いやすいとは言えませんが、一度設定してオンボードメモリに保存しておけばもう起動する必要すら無いので、今の所は我慢しておきましょう。マウスの電源スイッチとオンボードプロファイルの切り替えボタンが近く、電源スイッチが硬いため、電源のオン/オフ時にプロファイル切り替えを誤爆する危険があります。プロファイルを1つだけにして、残りの4つをGhubで無効化することをオススメします。

LEDライティングはバッテリの残量を色で知らせたりしてくれないので、誰も使うことは無いと思いますが、白に設定して見た所、かなり青みがかって見え、白とは思えない色になりました。私自身使うつもりは無いのであまり詳しく調べていませんが、発色に問題があるかもしれません。使いたい人はどうぞ。ただ、LEDをオフにするだけでバッテリの持続時間が公称値で40時間も伸びるので、使わない方がかなりお得な気がします。

マウスの重量は公称値で110gとかなり重い部類ですが、ワイヤレスであるためか、有線の軽量マウスに引けを取らない軽さに感じます。日頃ケーブルに足を引っ張られていたのだと認識されましたし、ゲームでワイヤレスマウス以外を使いたくないと感じる程でした。
これより30g軽いとされるGPROも触って見たいのですが、何分お財布に厳しいマウスなので当分厳しそうです。ボタンも1つ不足していますし…

と言うわけで、今年最後の記事はG903hのレビューでした。総評は、
・少し大きい(個人差があります)
・ホイールクリックが重い
・マウスソールの形が悪い
・ゲーム用途でホイールのノッチ切り替えボタンが邪魔(これ、ゲーミングマウスでしょ?)
・前述のボタンのせいで2つのボタンが使い物にならない(とても器用な人なら使えるかも)
・マウスの電源スイッチとプロファイル切り替えボタンが近い
・マウスとは直接関係しないもののGhubは使いにくい
・その他は良好
となりました。ボタンは5つとホイールで十分という方はGPROをオススメしますが、手が大きい、マクロをいくつかバインドしたい、と言う場合にはオススメです。 3/5